商売で成功する秘訣

商売で成功する秘訣の一つ目は、何が求められているのかについて、常にアンテナを立てること。

需要のあるところに必ず仕事はある。儲からないとすれば、需要がないということであり、求められているものを供給していないということである。

さらに、その需要をてことして、さらに発展的なことが何かないかを考えてみること。ひとつ成功を収めたならば、その成功を元手にして次のところに出られないかを考えることである。

 

幸福の科学大川隆法総裁は、『常勝思考』で以下のように説かれました。

「成功していくための秘訣としては、大きく分けて二つあります。
 一つは、求められているものは何であるかということを常に探ること、何が求められているのかについて、常にアンテナを立てることです。必ず、需要のあるところに仕事が始まるのです。急発展しているところは、みな、その需要というものを敏感に察知して、仕事を始めています。
 需要のあるところに必ず仕事はあるのです。いま、みなさんが仕事をしていて、もし儲からないとすれば、たぶんあまり需要がないのだろうと思います。
 たとえば塾の経営をしていて、生徒が来ない、経営が不振であるというのは、やはり需要がないのです。求められているものを供給していないのです。他の商品をつくっている人でも同じです。儲からないというのは、需要のあるところに供給していないのだと思います。
 今川焼きを売ることひとつをとっても、昔は今川焼きといえば中身はあんしかなかったのに、最近、ある店では、カスタードから始まって、数えきれないほどの種類があるのです。チョコレートが入っているものまであります。そして、ものすごく繁盛しているのです。実際、そうとうの収入があるようです。
 なぜかと考えると、いわゆる今川焼きというのは、老人が食べるもの、あるいは子供が食べるものであり、そのスタイルからいって、若い女性には人気がありませんでしたが、クリームやチョコレートなどを中に入れることによって、女性が手を伸ばしはじめたというわけです。若い女性が食べはじめたので、よく売れるという、たったそれだけのことなのですが、ニーズがあれば仕事は始まるのです。
 これは、会社の仕事でも自営業でも、あるいは家庭のなかの主婦業でもそうです。家族のニーズは何なのかを発見しなければいけません。いつも、需要があるところに、ほんとうにいい仕事がありますから、これを常に発見することです。これが一つです。もう一つは、そのニーズ、需要を梃子(てこ)として、さらに発展的なことが考えられないかということです。さらに発展的なことが何かないかを考えてみることです。
 そうしてみると、意外にいろいろな可能性が出てきます。その今川焼き屋は、チョコレートやクリームを入れるところで、発明・発見が止まっているのです。「自分はこれを売ってきた」というところに囲いがあるのです。そのなかでの工夫はしているのですが、ひとつのところで成功を収めたならば、その成功を元手にして次のところに出られないかどうかを考えるべきです。これは可能性があるのです。」
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