経営者と親和性の高い光明思想

 経営者が成功するには、物事の明るい面を見ていくことは必要です。経営への不安、資金繰りの苦しみ、クレームや不祥事の対応など、経営者の悩みは尽きないからです。中小企業がお金を借りる場合は、経営者が個人で連帯保証するケースが多く、そのプレッシャーはかなりのものになります。そうしたなかで、物事の暗い面を見始めると、キリがないため、光明思想に惹かれやすいのです。

 また、そもそもベンチャー・スピリットやアニマル・スピリットがなければ起業できません。こうした挑戦する心は、光明思想と親和性があります。そのため、神道系や一部のキリスト教などの光明思想系の宗教に属していなかったとしても、実質的に光明思想を奉じている経営者は数多くいます。特に、創業社長の場合、光明思想は成功の条件であるとも言えます。

 幸福の科学大川隆法総裁は、『智慧の経営』で以下のように説かれました。

「ある程度、光明思想的な考え方が出来ないと、経営者、特に一代で企業を起こすような人にはなれません。

 例えば、「この事業の未来は明るい」と思うものに賭けたり、人を信用したり出来ることが必要です。「この人は、成功して立派になれるのではないか」「この人は、幹部や重役になれるのではないか」という目で人を見て、期待をかけられるような経営者でなければ、企業は大きくならないのです。

 特に、創業者は そういうタイプであることが必要であり、「人を見たら泥棒と思え」というような目で見ていては、企業はまず大きくはなりません。

 したがって、光明思想の人、つまり、「未来には明るいことが来るのだ」と思っている人でなければ、起業家にはなれないのが普通です。」(P-48~49)

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