182 イギリス型とインド型は中国のウィルス兵器

インド型とイギリス型の奇妙な共通点

 国際社会は新種が次々見つかる現状に狼狽しているが、「コロナが生物兵器である」という観点から見れば、強毒なコロナが出現する背景は手に取るように分かる。

 イギリスとインドの変異株には、「共通点」がある。それは、コロナウィルスの突起部分に存在する「フーリン切断部位(PRRA)」と呼ばれる箇所の変異である。

 フーリン切断部位とは、コロナが人間の細胞にくっついた後、細胞内に侵入するのを促進するものであり、感染力を高める重要な箇所です。その部分が、イギリスとインドの変異株で共通して変異している。

 フーリン切断部位を持つコロナウィルスは、類似した他のウィルスにはなく、自然界に存在し得ないため、人工的に作られたとしか考えられないからです。

 コロナ自然発生説を唱える科学者からも、なぜその部位があるのか、有力な根拠を提示できないでいる。

 遺伝子編集によってフーリン切断部位を人工的に挿入したとすれば、そのナゾは一瞬で解けると、アメリカのローレンス・セリン博士を含む生物兵器説派は立証している。

 中国の研究者は、フーリン切断部位をさまざまなウィルスに挿入し、それを論文として発表してきた。技術的には可能であると見てよい。

 

仮想敵用強力応用ウィルス拡散

 では、なぜ中国はイギリスとインドを狙うのか。イギリスとは香港問題で、インドとは領土問題で対立し、中国は両国を敵視している。そこで、覇権戦争の一環で、より感染力を強めた「仮想敵用強力応用ウィルス」を拡散し、国力を削ごうと考えているというのが合理的な仮説と言える。

 特に、インドでは、東部にある西ベンガル州でインド型が見つかり、感染が爆発している。反中のモディ首相率いるインド人民党は、2021年4月末に行われた西ベンガル州議会選挙で、コロナ対策の失敗を追及されて敗北。モディ政権の求心力が低下していることに、中国はほくそ笑んでいるに違いない。

 日本を含む世界は、中国が生物兵器としてのコロナを拡散している事実にそろそろ気づかなければ、一方的に国民を殺され、経済を弱体化させられる現状を変えることはできない。

 アメリカなどでは「コロナの起源は中国の武漢ウィルス研究所である」という声が日に日に高まっている。日本も生物兵器説を真剣に検証し、中国に責任を取らせる必要があるのではないか。

参考

 コロナ問題の根っこには「人民解放軍による生物兵器の研究」がある。この部分まで暴かなければ、中国に責任を取らせることは困難である。

 人民解放軍にはコロナを兵器化したいという意志があった(『非典非自然起源和人制人新种病毒基因武器(SARSの非自然起源と人工の新しいウィルス遺伝子兵器)』(2015年))。同書では、「生物兵器によって最大限の被害をもたらす理想的な条件」を明記し、その使用目的は「敵国の医療システムと社会秩序の破壊」であるとし、軍隊の弱体化を狙う従来の生物兵器の定義を超越。「第一次大戦は化学戦争、第二次大戦は核戦争、第三次大戦はバイオ戦争になる」と、今起きていることを予見する内容であった。

 その内容に従えば、各国がロックダウンなどで社会活動を止めることは、中国の術中にまんまとはまることを意味している。

 同書の著者18人のうち11人は、空軍軍医大学の科学者や軍事専門家である。編著者の一人である徐德忠氏は少将であり、同大学軍事伝染病学科教授。徐氏が12年に公開したとされる電子資料には、いかにして生物兵器が自然発生したと錯覚させられるかなど、同書で示されたアイデアと同じものが明記されていることから、少なくとも8年以上前にコロナ兵器化を理論的に可能なものにしていたことが分かる。

 徐氏が所属する空軍軍医大学の付属病院は、脳死を口実にした臓器移植を行い、ウイグルの臓器狩りにも関与する悪命高い医療拠点でもある。

 

恐ろしい生物兵器の使い方

・微生物を凍結保存できる技術の進歩により、攻撃時に空気感染させることが可能になった。

・攻撃を行う最適条件は、ターゲットエリアにウィルスを浮遊させるため、安定した風向があり、太陽光の影響を受けない明け方の夕暮れや曇りの日が良い。

・生物兵器を使用すれば、広範な死傷者などを出すだけでなく、他の災害と同様に、短期的または長期的な心理的障害をもたらし、人々を恐怖に陥れることができる。

・たとえ科学的、ウィルス的、動物的証拠があったとしても、生物兵器の使用の告発をいくらでも否定、阻止、抑圧でき、国際機関や司法側は無力で、有罪にできない。

 本書には、生物兵器の作り方として、「動物継代実験」が明記されている。人工編集したウィルスをマウスに感染させることを繰り返せば、ウィルスを自然発生したと錯覚させられるという。徐氏が2012年9月に発表したと見られるパワーポイントでは、そのプロセスが説明された後、『生態型遺伝子兵器』と明示されている。自然発生したかのように生物兵器を誕生させる方法が 8年以上前に理論化されていたのです。

 

生物兵器開発の巨大ネットワーク

 生物兵器の開発はどのような形で行われているのだろうか。

 ”親会社”は軍事研究所と軍事病院であり、その下に”子会社”である大学と民間の研究機関がぶら下がる。そして、大学と民間の研究者は、ワクチン開発などの体のよい口実をつくって、海外から資金と技術を集め、それを本国に持ち帰り、軍事研究にドッキング(軍民融合)。生物兵器を完成させるという仕組みである。

 具体的には、中国人研究者がスパイとして世界各地に潜入。表向きは民間の身分に見えても、軍に所属する出身大学の指導教官から指示を受け、他国の技術を盗むという師弟関係を利用したケースが散見される。

 アメリカの大学研究者(中国籍含む)が、軍に所属する人物と研究を堂々と行う例さえある。ミネソタ大学教授の李放氏は、中国軍事医学科学院のメンバーである周育森氏らと共同で論文を発表していることは公開情報から判断できる。

 注意すべきは、コロナの起源として追及されている武漢ウィルス研究所や、同研究所への資金提供を許可した米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)所長のファウチ博士は、中国の生物兵器ネットワークに組み込まれた一つの駒に過ぎないことである。

 アメリカの技術や資金は、中国の研究全体のごく一部であるため、ファウチ博士への必要以上の追及は中国の罪を軽減しかねず、逆に、中国からその点を突かれ、責任の所在をうやむやにされかねない。

 閻麗夢氏によると、コロナウィルスの基盤(バックボーン)は、中国・浙江省で見つかった「ZC45」または「ZXC21」と呼ばれるコウモリウィルスである。

 決定的根拠の一つは、両ウィルスとコロナのEタンパク質の遺伝子配列が100%一致していることにあるという。

 2つのコウモリウィルスは、2015年から2017年にかけて、人民解放軍の王長軍氏率いる研究チームによって発見された。王氏を含む軍の科学者がそれらのウィルスを分離し、研究に当たった(論文「Genomic characterization and infectivity of a novel SARS-like coronavirus in Chinese bats」)。つまり、「コロナの大元は人民解放軍が見つけた」ことを意味する。

 軍と民間の共同チームが、生物兵器のモデルとなるウィルスを血眼になって探し回っていたと英紙が報道している。

 武漢ウィルス研究所の石正麗氏や軍事医学科学院微生物流行病研究所所長の曹務春氏(少将)らは、この極秘プロジェクトに参加し、1640種類以上の新しいウィルスを発見したという(英紙デイリー・メール(4月24日付))。

 

コロナ感染力増大も軍が関与

 コロナウィルスの突起部分にある「フーリン切断部位」と呼ばれるものが感染力を大幅に向上させている。

 この部位はコロナの”親戚”に当たる他のウィルスには存在しないため、変異によって進化したことは考えられず、人為的に挿入されたものであると、さまざまな学者から指摘され、生物兵器の有力根拠の一つである。

 この研究を行った人物は、復旦大学教授の姜世勃氏。姜氏は、ウィルスがヒトの細胞にいかに進入するかを調べる中で、フーリン切断部位を人工的に挿入できることを実証。この技術が生物兵器に利用されたと考えられている。

 

無症状ウィルスを米国・台湾に撒くシミュレーション

 さらに、コロナがやっかいである点は、「無症状感染」であることである。これに関しても、驚くべきことに、コロナとは別の無症状感染を引き起こすウィルスが、中国で発生した後、台湾やアメリカにどう影響するかも研究していた。

 これにより、中国は無症状感染するウィルスを撒いた際、世界にどう広がるかをシミュレーションしていた可能性があると台湾紙などが報じている。

 なぜ、人民解放軍はこのような研究を熱心に行っているのか。それは「生物兵器の研究」という選択肢以外に考えられない。

 中国は、国際的に学術界の奥深くに浸透し、米中の研究者などを巻き込んだ大規模な生物兵器ネットワークを構築していると見てよい。

参考

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