目標設定

 悲観的に考えるのではなく、光明的に考えられないか、もっと成功する考え方ができないかと考えてみることで、道は必ず開けてくる。

 そのときに、ある程度の堅実さも必要であって、8割ぐらいの積極思考で、2割ぐらいは堅実さや慎重さを持っているぐらいがちょうどいい。

 そして、まずは1割増しをねらうこと。

 幸福の科学大川隆法総裁は、『幸福への方法』で以下のように説かれました。

「ある出来事に対して、それを悲観的に考えるのではなく、「光明的に考えられないか。もっと成功する考え方ができないか」と考えてみることです。そうすると、道は必ず開けてくるのです。
 このときに気をつけなければいけないのは、あまりにも倣慢や尊大になったり、自分自身を拡大しすぎて、現実との不適応を起こすほどになったりしてはいけないということです。やはり、ある程度の堅実さも必要です。
 八割ぐらい積極思考を持ちながら、チェックのために、二割ぐらいは、堅実さや慎重さを常に持っているぐらいがちょうどいいと思います。個人としては、積極思想を持ちながら、堅実さや慎重さも二割程度は持って、足元を固めながら進んでいくことです。
 そして、常に「一割増し」ぐらいをねらっていれば、間違いはありません。現在の自分より一割ぐらいグレードアップした自分を常に目指していく。そして、一割増しの自分を達成できたならば、さらに一割増しの自分をねらう。このように考えていれば、それほど大きな間違いはないのです。
 突然、十倍や百倍の自分を考えると、少し苦しいものがあります。最終的には、そうした自己イメージもけっこうだとは思うのですが、まずは現実の自分より一割増しの自分を考えることです。
 これは、すべてにおいてそうです。たとえば収入でも、すぐに十倍百倍にならないかと考えるよりは、まず一割増しを考えてみるのです。
 あるいは、もっと行動的になりたいのならば、まず一割、行動力を増してみようと思うことです。自分は外に出て行動するのが苦手だと思うならば、まず現在よりは一割多く出てみようと思うことです。
 「人と話をするのが苦手だから、人とうまく話ができるようになりたい」と思っても、いままで人とまったく話したことがないのに、突如として、毎日、話してばかりいるということは、そう簡単にはできません。
 このように、まず、それまでの自分より一割増しぐらい、人と話ができるようにがんばってみよう、あるいは、外に一割ぐらい余分に出てみようということです。
 読書でもそうです。本が嫌いで活字をあまり読めなかった人が、急に「あしたから千冊読もう」と思っても、そう簡単にはいきません。
 それよりも、先月、一カ月に五冊しか読まなかったのであれば、今月はそれよりも一冊でも二冊でも多く読めばいい、という程度で考えておくことです。まずは先月比で一割増しぐらいを目標にして、読みすすめてみることです。先月、十冊読んだ人であれば、今月は十一冊読んでみようということです。また、昨年、年間で五十冊読んだならば、今年は五十五冊ぐらい読んでみようということです。
 このぐらいで考えておけば、それほど無茶なことではないと思います。」
(81~85ページ)

人生と真理 へ

「仏法真理」へ戻る