『勇気』『チャレンジする精神』

 人生に必勝するための条件は、先見性と胆力。そして最後は、勇気。うまくいかないことの言い訳を、いくら説いてもきりがない。それよりも、勇気を持って行動、チャレンジすることが大事である。

 チャレンジできない理由は、ほとんどの場合、失敗を恐れる心があること。恐怖と闘う方法は、自分がいちばん怖がっていることにトライし、チャレンジすること。いちばん恐れていることと果敢に闘うことで、恐怖は克服することができる。

 恐怖を乗り越えていくためには、信仰心や熱意が必要。その熱意は、使命感から生まれてくる。自分の志や会社の経営理念のなかに、“魂”を打ち込み、これを自らに問うことで、必ず道は開けていくことである。

 幸福の科学大川隆法総裁は、『朝の来ない夜はない』で以下のように説かれました。

「人生に必勝するための条件として、「先見性」と「胆力」を挙げ、「胆力は、特に、宗教的な修行で養えることが多い」ということを述べました。
 さらに述べるとするならば、「最後は、やはり、『勇気』『チャレンジする精神』が必要である」ということです。
 「壁」というものは、実際にぶつかってみると、破れることが多いのです。
 「無理だ、無理だ」と言っている人の意見を聴いていると、本当にそのような気もしてきますが、そういう人に対して、私は、「まあ、やってみなさい」と言いたいのです。やってみたら、意外にできることもあります。
 不況になると、どこも言い訳の山になりますが、うまくいかないことの言い訳を、いくら理路整然と説いたところできりがありません。
 それよりも、勇気を持って行動する、チャレンジすることが非常に大事です。
 チャレンジできない理由は、ほとんどの場合、失敗を恐れる心があることです。過去につくった栄光やプライド、虚名などが、自分をチャレンジから遠ざけているのです。
 今、マスコミ等は「恐慌が再来するのではないか」と言って、いたずらに恐怖心を煽っています。しかし、かつての大恐慌のとき、アメリカ大統領のフランクリン・D・ルーズベルトは、就任演説で、「恐れなければならない唯一のことは、恐れるということ自体である(The only thing we have to fear is fear itself.)」と語り、恐怖と闘うように国民を鼓舞しています。
 では、恐怖と闘う方法とは何でしょうか。それは、自分がいちばん怖がっていることをやってみることです。
 自分をいちばん萎縮させ怖がらせているもの、あるいは、自分がいちばん人の目を気にして恐れていることにトライすることです。チャレンジすることです。そうすると、恐怖は消えていくのです。いちばん恐れていることと果敢に闘うことによって、恐怖は克服することができます。「恐怖をこそ恐れよ」というのは本当なのです。
 不況期には、いろいろな恐怖があるだろうと思いますが、恐れずにチャレンジしてください。恐怖こそ、克服すべき相手です。
 もちろん、恐怖を乗り越えていくためには「信仰心」や「熱意」が必要です。そして、その熱意は、『リーダーに贈る「必勝の戦略」』にも書いてあるように、使命感から生まれてきます。
 したがって、恐怖を乗り越えるためには、自分の志や会社の経営理念のなかに、“魂”を打ち込むことが大事です。
 「会社の経営理念に“魂”が入っているか」「自分のビジネス理念に“魂”が宿っているか」「本当に、天下国家、万民のためにやろうとしているか」ということを自らに問うことです。さすれば必ず道は開けていきます。」
(120~123ページ)

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