リーダーシップ能力を高めるために何をすべきか

1 チームのメンバーを信頼する

 なんでもかんでも指示し、メンバーに仕事を任せられず口を出してしまうと、メンバーからは「自分のことを信頼されていない」と思われてしまいます。お互いの信頼関係をつくるためには、自身がメンバーを信じることも重要です。

 あれこれ指示をするのではなく、メンバーの能力を信頼して業務を任せ、そのプロセスと結果に対してアドバイスをしたり、モチベーションが上がるような声がけや感謝の言葉を伝えていきましょう。

 

2 普段から自分の意思を明確にもつ

 判断力が弱く、決断も苦手という方は、普段から何かを決めるときに迷わないように自分の意思、こだわりを持つように意識してみましょう。

 自信がある人の決断や判断は、そうでない人よりも力があり、周りも納得します。決断した内容ではなく、本人が「こう思っている」という気持ちの強さが相手にも影響します。

 

3 仕事以外で人のつながりを多くもつ

 コミュニケーション能力の高い人は、様々な年齢層、環境、立場の方に関わらず相手が思っていることを察し、適切な対応ができます。

 普段から自分と気が合う人とだけ過ごしていると、そのような能力は身につきにくく、自分と価値観が違う人に対応できなくなります。今後働き方の多様化が進む中、様々な価値観を持つ人とコミュニケーションをとるうえでは、普段から意識して自分とは違う世界の人とつながりをもつよう、会社の外に出ていくことが大切です。

 

4 明るくポジティブに振る舞う

 必要以上に にこにこ したり、メンバーにとって親近感のある存在、いわゆる「仲良し」な関係を意識する必要はありません。

 しかし、常に不機嫌、怒鳴ってばかりという人についていきたい人はいないでしょう。いつもは明るくポジティブであるという前提があるからこそ、ときに優しく、ときに厳しく接するその姿勢に説得力が出るのではないでしょうか。

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