感度分析から着手する優先順位を導く

 感度分析は、ある選択肢が全体に与える影響度を考慮する分析手法の一つです。

 商品ごとの開発コストが同じだとすれば、「売上下位80%の商品群の開発をやめても、売上に与える影響は20%、開発費の大きなコスト削減につながる」という仮説が生まれます。極端な例ではありますが、実際に試算すれば、いかに大きなインパクトになりうるかがわかります。

 「どのくらいの影響度が与えられるか=感度」として、全体の中から程度の大きさを考慮して、分析に優先順位をつけることを感度分析と呼びます。

 実際には、品揃えが少なくなると顧客は別の会社に発注する手間が増えることになります。そのため、これを面倒だと考える顧客とは、売れ筋商品の取引さえもなくなるかもしれません。

 感度分析で重要なことは、最初に仮説を導き出したように、影響度が大きな要素を探し出し、重要なものから検討をするという優先順位をつけることです。

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