すべて自分自身の問題であると捉えよ

   人生の羅針盤 No.159

 失敗は自己責任で捉え、成功は運や人のおかげと捉えよう

 人生で成功するタイプと失敗するタイプということで言えば、成功するタイプとは、「人を成功させよう。人の成功を何とか自分がプロデュースしよう」と思っているような人であり、「自分のほうが成功しよう」と思っている人は そうはならないという話をしたこともあります。

 少し古い言い方になりますが、別の言い方をすると、例えば運・不運の問題があります。成功したら、「自分の力だ」と考え、失敗したら、「運が悪かった」と考える人がいます。自分がうまくいっているときには、「これは自分の力でうまくいったのだ」と考え、自分が不運のとき、受験や就職などでいろいろと失敗したりしたときには、「これは運が悪かったのだ」と考えるタイプの人です。

 これと逆のタイプは、成功したら、「これは運がよかったな」と思い、失敗したら、「これは自分が未熟なせいである。自分が怠けたせいである。自己責任であり、すべて自分自身の問題である」と捉えられる人です。

 この両極端のタイプに分かれます。

 最終的には、失敗したときに自己責任として捉えられる人は成功し、人のせいにするタイプの人は成功者になれないのです。

 成功したときに、「これは自分の力だ。自分が頑張ったから成功したのだ」と言っているような人は、だいたい大したことはありません。

 成功したときには、「運がよかった」「これは家族の支援があったためです」「お母さん、ありがとう。お父さん、ありがとう」と考えたり、兄弟や友達への感謝ができたりするような人は、もっともっと成功が続く人なのです。

 その点が考え方によって逆になるので、よく気をつけるとよいでしょう。

参考

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