成功のための創意工夫

 どんな人であっても、1日は24時間であり、睡眠時間や生活に必要な時間を除くと最大限で十数時間しか使えない。

 時間自体は増えないので、工夫をして一日に使える十数時間を最も効果的なものに使う「集中と見切り」が必要である。

 この「選択と集中」をするためには、何を諦めて、何を捨てるかが、いつも問われている

 幸福の科学大川隆法総裁は、『青春の原点』で以下のように説かれました。

「子供時代には、勉強やスポーツに加えて、友達との遊びや学校での活動など、やることがたくさんあって大変ですが、そのなかで創意工夫をし、「どうやって自分の道を開くか」という努力をするときに、智慧が生まれてくるのです。
 どんな人であっても一日は二十四時間です。睡眠時間や生活に必要な時間を除くと、最大限で十数時間しか使えません。その十数時間の使い方によって、さまざまな道に進んでいくのです。
 将棋の天才になる人もいれば、技術者になって瀬戸内海に橋を架ける人もいます。宇宙にロケットを飛ばす人もいます。法律の勉強をする人もいます。宗教活動をする人もいます。そのように、いろいろな道に行くわけです。
 大事な点は、「時間自体は増えない」ということです。時間は増えないけれども、テレビの番組は増えています。時間は増えないけれども、出版される本は増えています。時間は増えないけれども、インターネットに出ている情報はどんどん増えています「これをどうするか」という闘いなのです。
 時間的な努力だけでは、もう埋められません。したがって、「いかに工夫をしていくか。いかにして、一日に使える十数時間の中身を変えていくか」ということが大事です。そういう努力が必要なのです。
 常に心掛けなくてはいけないことは、「集中しなければ、威力を発揮できない。持っている時間は少ないので、最も効果的なものに時間を使わないと、結局、何一つ、ものにはならない」ということです。
 スポーツにしても、いちばん自分に適したスポーツに打ち込むことが大事ですし、勉強にしても、いちばん自分に合った分野に集中していくことが大事です。
 そのような「集中と見切り」が必要なのです。「自分としては、そこまではできない」というものは、残念ではあっても、見切りをつけて捨てなければいけません。あるいは、「これについては要点だけを学んで、それ以上は深入りしない」という禁欲の力、断念の力が必要です。
 そういう捨てる力がなければ、よりよく生きることはできない時代になっています。
 何事であっても、一つのことをマスターするためには、絞り込んで集中しなければいけません。そして、集中するためには、ほかのものを諦めなければいけないのです。
 諦めずに全部に手を出したら、「虻蜂取らず」「二兎を追う者は一兎をも得ず」ということになります。二兎どころか、三兎も四兎も五兎も追っていたら、どれも捕まえることはできません。
 「選択と集中」をするためには諦めが要ります。「何を諦めますか」「何を捨てますか」という問いが、いつもあるのです。
 「何かを一つマスターするためには、何かを捨てなければいけない」という時代が来ています。いまは、そういう時代であり、その選択を子供時代から問われているのです。大人になると、忙しくなるので、選択はもっと大変になります。」
(222~226ページ)

 

「どのような仕事であれ、事業的にも金銭的にも成功する道は、多くの人に喜んでもらえるような仕事をすることにあるわけです。そうした仕事をするためには、やはり、元手になるものが要ります。それはコツコツとした努力の蓄積です。
 もう一つ、「事業に成功するか失敗するかの分かれ目は、『物事の大小が見えるかどうか』にある」ということも分かりました。
 さらに、「チャンスに強い」という点も重要です。「機を見るに敏」であり、「ここぞ」というときには勝負をかけるが、そうでないときには、リスクを避け、護りをしっかりと固めることができる。しかし、チャンスと見たら、勝負をかけていく。だいたい、こういう人が経営者や事業家になっていくタイプです。
(『ストロング・マインド』より)

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