継続は力なり

 会社では、判断や処理のスピード、正確さが要求される書類仕事が多いが、学生時代に勉強不足だと、書類仕事もできない場合が多い。

 そうした人は、自分より優れている人、明らかに自分より頭もよく実力もあって立派だと思う人の書物を、毎日、一時間でもよいから読み、勉強しつづけること。どのようにして自分の能力を高め、余力を生み出すかを考えていくこと。「継続は力なり」である

 幸福の科学大川隆法総裁は、『「幸福になれない」症候群』でこう教えておられます。

「社会に出てから頭の悪さを嘆いている人も数多いのですが、これはおもに「仕事のできが悪い」ということだと思います。
 その原因は学生時代の勉強不足にあります。学生時代に勉強をさぼっていて、社会に出てから仕事ができるようになるかといえば、なりはしないのです。
 会社では書類仕事が多く、判断や処理のスピード、正確さが要求されますが、学校の勉強ができないと、書類仕事もできない場合が多いのです。その分を体力で補おうとしても、時間がかかるだけで、なかなか能率が上がりません。
 しかし、それを嘆いてばかりいてもしかたがないので、そうした人に対して一つの処方箋を出してみたいと思います。それは、自分より優れた人の智慧を借りること、すなわち、自分のなかにないものを新たに学んでいくということです。
 この場合、「継続は力なり」です。自分より優れている人、明らかに自分より頭もよく、実力もあって立派だと思う人の書物を、毎日、一時間でもよいから読み、勉強しつづけることです。これ以外に方法はありません。そうした努力を続けるうちに、鋭い視点が生まれたり、事務処理能力が上がったり、書類を読むスピードが速くなったりします。
 頭が悪いと嘆いている人は、文字を読む速度が遅いことが多いのです。文字を読むのが速い人とそうでない人とでは、仕事の処理能力がまったく違います。したがって、本を速く読む訓練をすることも大事です。本を速く読めるだけでも、非常に頭がよくなったように感じるはずです。それも一つの余力なのです。
 「どのようにして自分の能力を高め、余力を生み出すか」ということを考えていってください。」
(120~121ページ)

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