クジけない考え方

 テレビや新聞で紹介される有名企業の社長やスポーツ選手、芸能人などを目にして、「あの人たちは特別だ」とうらやんでいる人もいるかもしれない。そしてこうボヤく。「それに比べて、なんで自分の人生はこんなにうまくいかないんだ」

 会社の業績は落ち込み、理不尽な上司には怒鳴られ、やる気のない部下は理屈ばかりこねて指示に従わない。「やってられるか」と、すべてを投げ出したくなる日もあるだろう。

 私たちは、日常的に、「会社は自分をこう評価すべき」とか「不況なんだから政府は国民を救え」などと、「自分が幸せになるための条件」を外に求めがちだ。しかし、それは、「自分が幸せじゃないのは、他人や社会のせい」と言っているに等しくはないだろうか。

 そう愚痴りたくなった時、一度立ち止まって周囲を見回すのも悪くない。歩けなくても車椅子でサッカー監督をする人、多額の借金を背負っても奮起して会社を立て直した経営者。誰の目から見ても厳しい境遇からはい上がり、夢をかなえた人々がいる。

 

世の中を動かしているのは私たちの思いや行動だ

 挫折や苦難、困難に出会ったときに、他人に頼って生きようとか、言い訳の人生を生きようとせず、自らの力で打開しようと決意している姿だろう。

 人生を形作っているものは、自分自身の思いであり、行動である。もちろん、人生には抗い難い時代の波や運命もある。しかし、環境そのものを変えることはできなくても、自分自身の考え方を変えることはできるはずです。

 

自分の人生は自分の力で切り開いていける

 幸福の科学大川隆法総裁の『勇気の法』にはこうある。

「どのような挫折や失敗のなかでも、そこに天意を感じ取り、そのなかで自分ができる最善の努力をして、新しい道を開いてください。環境は変えられなくても、考え方を変え、心境を変えて乗り切っていくことはできるのです。そのようなことを教訓として、挫折に耐える力を養っていただきたいと思います」

 私たち一人ひとりは、自分の思いと行動によって自分の未来を変えていける。それを実際に証明して見せた人はたくさんいる。

 できない理由を並べて、言い訳の人生を送るなんてモッタイナイ。勇気を出して、自分の人生を自分の力で切り開いていこう。

参考

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