尊敬できない上司の注意
たとえ心境が高くない人も、自分より心境の高い人を批判できるのであって、あなた以下の人物であっても、あなたの欠点を見いだすことは簡単にできる。
だから、あなたの上司があなたの欠点として見つけ出したことは、必ずしも外れているとは言いがたい。
上司は自分の先生に当たると心得て、自分に足りないところがあるならしっかり教えてもらおうとすべきであり、注意されたところに自分として改良すべき点がないかを、じっくりと考えていただきたい。
幸福の科学大川隆法総裁は、『成功の法』で以下のように説かれました。
「まず、「上司は自分の先生に当たるのだ」と心得るべきです。そして、「自分に足りないところがあるならば、しっかり教えてもらう」ということを考えていくべきです。
人間というものは、たとえ、心境がそう高くない人であっても、自分より心境の高い人を批判することはできるのです。この事実は、「部下であるあなたが上司を批判できるのと同様に、上司もあなたを批判できる」ということを意味します。
あなたは、将来、会社を背負って立つような、偉大な人物かもしれません。そのような人材かもしれません。また、あなたの上司である人は、いまのポストが最後で、もう先がない人かもしれません。
しかし、部下が上司を批判できるように、上司もまた部下を批判できるのです。「偉大でない人であっても、偉大な人を批判できる」ということは、歴史が証明しているところです。また、その批判は必ずしも当を得ないものでもないのです。
そうであるならば、あなたの上司の椅子に座っている人が、あなたの欠点として見つけ出したことは、必ずしも外れているとは言いがたいのです。もし、上司があなた以下の人物であったとしても、あなたの欠点を見いだすことぐらいは簡単にできるのです。
そのため、もし、あなたが、尊敬していない上司から注意を受け、説教を受け、いろいろなことを怒られたとしても、それを不当だと思ってはいけません。彼にも、あなたの欠点は見えるはずなので、「そこに、自分として改良すべき点が何かあるのではないか」ということを、じっくりと考えていただきたいのです。」(120~121ページ)