仕事でクレームが増えていないか
対機説法シリーズ 人生の羅針盤 第111回
「仕事でクレームが増えていないか」という点を点検することも大切です。
営業などの仕事で、目標が高く、無理をしている場合には、外部からクレームがたくさん来るはずです。仕事において、間違ったり、やりすぎたりしていると、クレームが増えてくるのです。
クレームの処理は非常に大事なことです。クレームに対して聴く耳を持たない会社はつぶれます。クレームの処理は丁寧に行わなくてはなりません。
よくない商品を よい商品のように言って押しつけても、結局クレームが来ます。その後始末をしているうちに、商品は売れなくなってきます。それは仕事において中道を越えたことに原因があるのです。健康の悪化やクレームの増加に気をつけなくてはなりません。
家庭で問題が起きていないか
また、仕事で度が過ぎていると、家族が病気になるなど家庭がおかしくなってきます。
会社など外では成功していても家庭でつまずくことがある。問題が起こる前に いち早く兆候に気づくことが大事です。自己中心的であると、それが分からないので、人の気持ちなどを まめに観察することです。
「発展」と「反省」のバランスを取る
「自分が健康を害する」「仕事でクレームが増える」「家庭で問題が起きる」、といったことがいろいろと発生してきたならば、これは、「仕事で無理をしすぎている」ということなので、少し自重しなければなりません。そうでなければ責任ある仕事はできないのです。
幸福の科学では「発展の原理」が説かれていますが、それは、「たくさん突っ走ったら、それでよいのだ」ということではないのです。
幸福の科学の教えには「反省の原理」も入っていて、「調子が悪くなってきたと思ったときには、きちんと反省をしていくことが大事である」と説かれています。そういうバランスの取れた考え方になっているのです。
物事には限度というものがあります。欲が過ぎているときには、その欲の調整が必要なのです。それは永遠のテーマであり、また、各人のテーマでもあります。