マッキンゼー 7Sの誕生

海軍、国防総省、ホワイトハウス勤務を経てマッキンゼーのコンサルタントになったトム・ピーターズと、ロバート・ウォーターマンが、6つの財務指標などで43社の欧米企業を超優良企業として選定すると共に、その特性を8つにまとめました。

1) 行動の重視と迅速な意思決定
2) 顧客に密着し、顧客から学ぶ
3) イノベーションのための自主性と起業家精神
4) 人による生産性と品質の向上
5) 価値観に基づく実践
6) 基軸事業から離れない
7) 単純な組織・小さな本社
8) 自律的現場と集権的価値共有

この8つの特性から、導かれた7つの成功要件が「マッキンゼーの7S」でした。

ケイパビリティ(企業能力)と言っても いろいろです。それを表現したのがマッキンゼーの「7S」なわけです。

 

ハードS:

経営者が比較的短期間に変更可能でコントロールしやすいもの
1.組織構造 (Structure)

2.システム (System)

3.戦略 (Strategy)

ソフトS:

その会社で働く人々によって決まるものであり、通常、簡単には変更できずコントロールしにくいもの
 4.スキル (Skill)

5.人材 (Staff)

6.スタイル (Style)

7.共有価値 (Shared value)

 

「7S」として、「7. 共有価値」が中心に座して、その他の6つの成功要因がその周りに位置します。これら7つの要素は互いに影響しあうものと捉えられています。企業の競争優位の確立には、その企業が置かれているビジネス環境に合わせて、これら7つをバランスよく備えることが重要であるとされます。

経営と真理 へ

「仏法真理」へ戻る