会議と書類はどこまで有効か

 無駄な内部管理ということで言えば、会議や書類も大きな問題です。

 いくつも会議を開いて、一日中役員が出続けているような場合があります。報告書いくつもつくって、それを読むだけで半日以上かかったりするような会社もあります。会議や報告書がまったく不要と言うわけではありませんが、それ自体は業績に直結しません。

  幸福の科学大川隆法総裁は、以下のように説かれました。

「社長の間違いやすいこととして気をつけなくてはいけないのは、社内管理ばかりすることです。社内の人とだけ会って会議をしたり、社内の経費管理をしたり、報告を読んだり、そういうことばかりしていれば、仕事になっていると思っている社長が多いのです。「これが倒産のもとになっているから気をつけろ」と一倉定さんは言っています。

「そういうことは、むしろ週1回ぐらいでよく、合計しても1日の勤務時間を超えないぐらいでよいのだ。実際にいろいろなところに売り込みをかけたり、回ったりしなくてはいけない。社長がずっとなかにいると、周りもずっといることになって、結局仕事をしなくなくなる。だから、週2回程度の会議で回るぐらいでなければ駄目だ。毎日毎日情報を取らなくてはいけないようでは駄目なのだ」というわけです。

さらに、「書類業務の無駄」についても指摘しています。

「必要な書類業務とは、外部環境の変化に関するものだ。会社の外側にあるものが変化したときに、その情報を報告することは大切である。それをつかむことは大事だから、外部環境の変化についての書類報告はあってもいいが、内部のことばかりをいじっているものは、ほとんど何の付加価値も生んでいない。しかし、たいていの場合、内部管理をすることが仕事だと思っている人が多い。マネジメントを「経営管理」と訳す場合もあるが、要するに管理業務だと思っている人が多く、なかの管理ばかりしている。人を管理したり、書類を管理したり、そういうことばかりをしている人が多いけれども、これらは何も生んでいない。やはり、会社として売上が立ち、利益が出るところは すべて外部なのだ。売上も利益も、会社の外側にあるのだ。外の人の気持ちをつかみ、外の広がらなければ、あるいは、売れたり利用されたりしなければ、まったく意味がないのだ。だから、書類業務には気をつけたほうがいい」というようなことを言っているわけです。」(『危機突破の社長学』P-112~114)

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