ダークマターと「神の三大発明」
現代の宇宙論では、全宇宙に占める質量とエネルギーのうち、陽子や電子などのように認識されている物質は5%にも満たないという。ほかは、直接見ることも感じることもできない物質だといわれており、ダークマター(暗黒物質)が24%、ダークエネルギー(暗黒エネルギー)が71.4%を占めるという。
「存在」 「時間」 「幸福(発展)という概念」
神は愛の 念い によって第一の創造を行なった。それが「存在」である
神の愛の 念い によって生み出された存在は、そのままでは何ら変化のない停止状態である。
そこで、神は第二の創造を行なった。それが「時間」である
存在が時間という流れの中に入れられることによって、はじめて活動を開始し始めた。存在が、時間の流れの中で姿を変えながら生きていけるようになり、存続していくことが可能となった。
神は、次に存在の向かうべき方向性と目的性を与えた。第三の創造、「幸福(発展)という概念」である。
存在の運動目的が破壊であったならば、宇宙は全て暗黒に包まれてしまう。
幸福の科学大川隆法総裁は、『ユートピアの原理』で以下のように説かれました。
「神の発明のなかのいちばん大事なものは何かと言うと、念いによってものを創り、世界を創るという、こうした発明なのです。これが最初のいちばん素晴らしい発明です。念いということによってものができる。たとえば人霊ができる、地球ができる、星ができる、川ができる、海ができる。あるいは霊界のいろいろな建物ができる、そのなかの景色ができる。これらはすべて念いで創られたものです。念いによっていろいろなものを創ることができるというのが、最初の発明なのです。この宇宙の叡智は、まず最初の発明として、念いによって世界を創り、物事を創るということを可能たらしめたのです。これが最初の意思です。
第二の意思は何かと申しますと、念いによって創った物事を、時間という流れのなかに入れたのです。それが存在です。存在が発展していくためには、時間という発明がどうしても必要であったのです。この時間というものも一つの発明なのです。時間というのは存在が運動していくための形式です。これが時間なのです。存在の運動形式を時間というのです。
その次に、いったい何を考えられたかと言うと、これの方向性を考えたのです。幸福あるいは発展という概念の創造なのです。この発展と幸福というのは、裏表になっているわけです。あるいは発展、繁栄と言ってもいいでしょう。幸福、発展、繁栄というのはひじょうに近い概念でありますが、この運動形式を与えられた存在に、次は幸福という目的のための発展という方向性を与えられたのです。これが三番目の発明なのです。
実はこの三つの発明によって、この大宇宙は成り立っているのです。そして、この三つの発明の流れの中に、みなさんの生命もあり、人生もあるのです。」
物質の核「霊子」
私たちが住む三次元宇宙は物質で構成された世界です。そして、四次元以降の多次元宇宙は、私たちが霊界と呼んでいる世界です。霊界は高次元に上がるほど、その世界を形成している創造主(神)の光のエネルギーが精妙になっていきます。反対に、次元が下がっていくほどに、創造主の光のエネルギーは凝縮され、波動が粗くなっていきます。私たちの住む三次元空間では、創造主(神)の念い によって、創造主の光のエネルギーが目的性を持って集合し、「霊子」という核をつくります。そして、霊子がもとになって、現代物理学でいう素粒子が誕生します。素粒子が、さらに大きな物質を構成していく。つまり、 創造主の念(念い)→ 創造主の光のエネルギー → 霊子(三次元世界での核)→ 光子(フォトン)→ 陽子 → 原子 → 分子 → 物質 という順に、創造主(神)の念い のエネルギーが変化し、各次元を構成しているのです。
大川隆法総裁は、著作『黄金の法』で次のように説いておられます。
「現象界で実体ありと思われているものも、分解してゆけば、ついには光子となり、光子は仏の念によってできているのですから、結局、実在するものではありません。その実在するものではない光子が凝集して、『霊子』→『陽子』→『原子』→『分子』→『粒子』となって、物質ができるのです」
宇宙をつくっている三大要素には、「光」「時間」「空間」がありますが、14次元の至高神が「三大発明」により宇宙を創造したのでしょう。
大川隆法総裁は、ゾロアスターの言葉として次のように述べられた。
「宇宙は暗くてあれなんだけれども、そのなかで さらに、「光の宇宙」と「闇宇宙」というものがあるらしい。
もとは、だから「闇」しかなかったものを、「光」を創ったものがいらっしゃるのでね。
光を創って、光の文明を広げようとされた方がいて、それだけが本当の「始原の神」かどうかといったら分からないところがあって。
「もともとの宇宙は、原初、ダークマターであった。」という考えもあるわけで。「この宇宙は、沼の底のようなものが宇宙であった」と。それに光を入れようとした。」(『ゾロアスター 宇宙の闇の神とどう戦うか』P-67~69)
宇宙には暗闇の部分が多い。根本仏が思念して「光あれ」「物質あれ」「星あれ」と願わなければ ダークマター に吸い込まれて消えていくようになっているのです。放置すると吸収されて消えていく。よって、常にポジティブなエネルギーの存在が不可欠なのです。
ダークマターは、「生・老・病・死」のうちの「老・病・死」を起こしている存在です。人間の生命エネルギーを吸い取り、老化させるのに、ダークエネルギーが関係しているという。
ダークマターと関わると、老いていき、病が起きるが、そのエネルギー量を抑えることができれば、寿命を1000年まで延ばすことも可能だそうです。
ピラミッドはダークマターの影響を軽減する装置として造られたという。
量子力学は、全ての素粒子には対称性の反素粒子が存在することを示している。電子と陽電子、陽子と反陽子、中性子と反中性子・・・。中性子星からの類推により、ブラックホールは反中性子の塊と考えられる。
ブラックホールの物理は いまだ未知の領域ではあるが、ブラックホールも暗黒エネルギー脈動原理の物理の範疇にあるものと考えられる。
ブラックホールはワームホールの一種
ブラックホール は、宇宙と宇宙の間をつなぐトンネル、すなわち、時空を高速で移動できる ワームホール の一種と位置付けることができる。ブラックホールに引き寄せられた物質は、ブラックホールの中心(特異点)で押しつぶされるというのが通説だったが、ブラックホールの裏側にホワイトホールを想定してそこからあふれ出ていくと考えられるのです(「Physics Letters B」誌4月12日号掲載)。
インディアナ大学の物理学者ニコデム・ポプラウスキー氏は、ブラックホールに吸い込まれ、破壊されるかのように思われる物質は、実は吐き出されて、「別の現実世界の銀河や恒星、惑星の構成成分になる」という。そこで、ブラックホールをワームホールと考えることで、現在の宇宙論の謎を解明できるという。ポプラウスキー氏は、ワームホール を、アインシュタインがブラックホールの中心にあると予測した「時空特異点」に代わる存在とすることで、「私たちの住む宇宙が特異点ではなく、ホワイトホールから誕生したとすれば、ブラックホールやビッグバンの特異点に関する問題も同時に解明される」と言う。
ワームホールとは、時空の異なった2点間を結ぶ抜け道である。理論上では、時空の異なった場所にできたブラックホールをつなげて、ワームホール を作ることができる。しかし、それぞれの入り口は、ブラックホールなので、再び外に出ることはできず、ワームホールを通り抜けることはできない。そこで考えられたのが、負のエネルギーを持った物質でワームホールを通ることである。負のエネルギーの物質では、ブラックホールにならず、ワームホールを通り抜けることができるのです。
では、ダークエネルギーがブラックホールなのか?
三次元物質が消滅する時は、物質 → 分子 → 原子 → 陽子 → 光子 → 霊子 という順を辿ることになる。
三次元物質からダークエネルギーに戻る流れがあるのだろうか。
ブラックホールに関して、いろいろな研究の解釈があります。「ブラックホール」と言っても、物質である粒子が消滅、すなわち、非物質化していく過程のことを言っているのではないかと思えてなりません。