地震の前兆

 地震に前兆が出現するのは、解離度が進行して、マグマ溜まり内部の圧力が上昇することに原因があります。

 大地震の前には、解離したガスの高圧力が液体マグマを排除しますので、気体としての解離ガスプラズマがマグマの通路を高速で移動し、地球全体が発する磁場のなかで、MHD(電磁流体力学)発電を起こしている。これが、大地震の前に地電流が流れる理由ではないのかと考えられます。

 この熱解離が起きるときには、分子状態と原子状態の水素や酸素が生成される。これは一種のプラズマ状態であり、超臨界状態での解離水は原子状のため、自由電子が放出される。この自由電子の流れから地電流が発生し、局所的な地球磁場の変化も起きてくる。自由電子が地表にまで上昇すれば、空中の電子数も増加し、電離層の異変にも繋がる。

 すなわち、解離層が急激な上がり方をすると、マグマ溜りの内部に解離水(爆鳴気)が蓄積され、圧力が増大する。これが岩盤にマイクロクラックを発生させ、地震の前兆現象を起こすわけです。

 潮汐による水圧変化、大気の圧力変化などの圧力変化が、地下深部での解離度を左右します。

 地震時には、燃焼とは関係のない発光現象(オーロラのような青い炎)現象がありますが、これはプラズマ発光であると考えるのが自然だと思います。解離ガスは分子状態ではなく原子状態のプラズマですから、自由電子が放出されて、怪光の原因となるような発光現象を伴っていると考えられます。熱解離反応が起こっている段階では圧力増加してきます。すると、地殻を圧迫して、マイクロクラックが発生したり、蒸し暑い蒸気を地表に押し出したりします。そのときに地電流が発生したり、各種の宏観現象を生じたりします。

 地電流の周囲には局所的な磁界が生まれるために、コンパスの異常が観察されるわけです。

 熱解離反応によって震源付近の圧力が増大する。熱水(蒸気)が上昇する。地震時には水素爆発の特徴である轟音が鳴り響く。地震前の赤い雲は夕焼けと同じ原理で説明できる。

 大きな地震の前に夕焼けになることがありますが、夕焼けになったから地震が発生するわけではありません。月が大きく見えるのと同じ理由で、大地震の前には地中から湿った暖かい空気が噴出し、地表面に漂います。水蒸気が多い空気の層を通ってくると、光成分のうち波長の短いものは散乱して進入できなくなり、波長の長い赤い光線だけが人間の目に届くのです。よって夕焼けになるのです

 解離するときに電磁波が発生する可能性があると思います。また、膨張ガス圧の作用により、高熱の地下水や蒸気が噴出するために、蒸し暑くなったり、水蒸気の作用で夕焼け現象が激しくなったりします。地表に蒸し暑い空気の層が漂えば、二層構成の空気層が屈折を起こし、水蒸気の粒子が短波長の光を散乱させるために、低空を赤く見せたりします。そうした前兆現象は、爆発規模が大きく、かつ浅い場所での地震ほど顕著に現れる。

 マグマの熱によって水が熱解離する ゆっくりとした反応が地震の予兆現象になっているのです。反応が急速になって爆発すると、地震現象になってしまうのです。

 予兆現象の一つとして、解離反応による高熱ガスが微量であっても、地上にもれでてくるとすれば、カラカラに乾燥した山地の落ち葉や腐葉土を燃やしてしまい、山火事の原因になることも考えられます。

 

 大地震の前に月や星が大きく見えるというのは、「熱水・蒸気」の上昇によって地表近辺と上層で二層構造になるからであり、屈折理論で現象を説明できる。けっして錯視によるものではない。月面上で「地球の出、地球の入り」を観測すると、「日の出、日の入り」のような大きさの変化が起きない。月面には二層構造の空気層がないからです。

続き  地震に伴う現象 👈クリック

地震の本質 に戻る

異常気象・転変地異 へ

「仏法真理」へ戻る