ダークマター(暗黒物質)

 宇宙には ダークマター といわれる暗黒物質が存在する。光が発するところの明るさや温度、生命を生み出す力などの プラスのエネルギー 負の存在のほうに吸い込んでいく性質を持っている。このままですと、温度の急上昇や熱エネルギーの爆発的な増大によって、生命や植物が死滅していったり、星が死滅していったりする速度が速くなってしまいます。そこで、エネルギーの一部を逃がしていく部分がこの宇宙に存在しております。これが ダークマター です。

 ダークマター は光で検出できないために 物質ではない。ガンマ線の痕跡がないため 反物質 でもないとされる。ニュートリノとする説もあったが、これは実験や観測で否定されている。また、ダークマターは、目に見えず手で触れることもできない光を反射しない。その正体がわかっていないことから、「暗黒」と呼ばれてきた。ただ、質量を持つため、その密度が高い領域で光の進路を曲げることから、間接的に ダークマター の存在を観測することができる。光は直進するという性質から、何もなければ光の経路が変わることはない。しかし、光が曲がることが実際に観測されているので、なんらかの重力があることが推測できるのです。

 アメリカの ベル研究所のウイットマンらは、2005年、これまで特に質量の集中が知られていない天球上の三方向(うお座、エリダヌス座、コップ座方向)を観測し、暗黒物質の量を推定したという。

 一方、国立天文台や東大などの研究チームは、アメリカ・ハワイにある「すばる望遠鏡」を使って、暗黒物質(ダークマター)の宇宙における分布地図を作製、公開しました。発表によると、カニ座周辺の満月10個分ほどの範囲に、太陽の100兆倍以上の質量がある暗黒物質の固まりが9つあることが判明。これまでの理論で予測されていたよりも多かったとのことです。

参考

 素粒子について、『超弦理論』の提唱者の一人である、ニューヨーク市立大学のカク・ミチオ教授は、この暗黒物質について、「目に見えない平行世界に存在する質量を感じているのでは」と、平行世界の存在の可能性に触れた。我々の住むこの世界と干渉できるとしたら、それは重力しかないからです。

 現代の宇宙論では、全宇宙に占める質量とエネルギーのうち、陽子や電子などのように認識されている物質は5%にも満たないという。ほかは、直接見ることも感じることもできない物質だといわれており、ダークマター(暗黒物質)24%ダークエネルギー(暗黒エネルギー)71.4%を占めるという。

 ダークマター には、宇宙を均衡させる役割がある。星々が持つ重力以上に互いをつなぎ止めることができる。これがなければ、銀河の星々はバラバラに散ってしまうからです。

 なお、ダークマターは、宇宙のなかでは均一ではない。密度が濃かったり、薄かったりする部分があるという。この太陽系があるところの銀河系のなかにある ダークマター の濃度は濃いとされております。

 一方、ダークエネルギー(暗黒エネルギー)とは、一種の反重力であり、重力に逆らって作用しているように思われる。理論上予測されていなかったものでした。そのため、謎のエネルギーとして、『暗黒エネルギー(ダークエネルギー)』と命名されたようです。宇宙の膨張を加速させている原動力で、物質を押し離す効果を持つ。このエネルギーの影響で、宇宙の拡大が加速しているとされている。

 幸福の科学大川隆法総裁は、2013年11月 トス神の霊言で以下のように述べられました。

「これは(現在の)物理学者の説明と一緒ではないかもしれませんし、私から見た説明ですけれども、このダークマターが一定の比率で存在していて、そこから吸い込んだ世界に『裏宇宙』が出来上がっているのです。ここに、マイナスのエネルギーでできた裏宇宙があります」(『アトランティス文明・ピラミッドパワーの 秘密を探る』)

 マイナスのエネルギーでできた 裏宇宙というのがあって、数学でいうところの、二乗をしたら『-1』になる虚数の世界というのが存在するという。 (参考: 数学者オイラーの虚数公式

宇宙の邪神

 宇宙には暗闇の部分が多い。根本仏が思念して「光あれ」「物質あれ」「星あれ」と願わなければ ダークマター に吸い込まれて消えていくようになっているのです。放置すると吸収されて消えていく。よって、常にポジティブなエネルギーの存在が不可欠なのです。

 ダークマターは、「生・老・病・死」のうちの「老・病・死」を起こしている存在です。人間の生命エネルギーを吸い取り、老化させるのに、ダークエネルギーが関係しているという。

 ダークマターと関わると、老いていき、病が起きるが、そのエネルギー量を抑えることができれば、寿命を1000年まで延ばすことも可能だそうです。

 

一般相対理論にみる悟りの極致

 アイザック・ニュートンの万有引力の法則は、何世紀にもわたって地球上の重力を説明する有効な理論とされてきた。だが、惑星のような大きな天体同士の相互作用には説明がつかなかった。そうした中、1916年に発表されたアインシュタインの「一般相対性理論」によって、空間と時間から成る「時空」は物質の存在によって歪むため、重力は大きなスケールでも作用するという考え方が提唱された。相対性理論に基づくと、水星の公転軌道のわずかな変化、といった万有引力では説明のつかなかった現象も説明できる。

 暗黒物質暗黒エネルギーの存在により、アインシュタインの提唱した重力レンズ効果が、太陽系内と同じように、地球から何十億光年も離れた銀河でも作用していると思われる。ある種の天体は、地球から計測できる質量よりも大きな質量があるとしか思えない動きを見せている。一般相対性理論に基づくと、その計測不可能な質量にあたるのが暗黒物質ということになるのだが。しかし、これまで、銀河スケールでも一般相対性理論を証明できるかどうかは結論が出ていなかった。  

 アメリカ、ニュージャージー州プリンストン大学の天体物理学者ライナベル・レイエスのチームは、7万個以上の明るい楕円銀河からのデータを調べた。その結果、地球から最大35億光年離れた複数の銀河が、一般相対性理論の予測どおりに銀河団を形成していることがわかった。

 アインシュタインが提唱した「一般相対性理論」をもとにすれば、太陽を公転する惑星の動きをモデル化できるだけでなく、無数の銀河の相互作用も説明できることが証明された。この研究成果によって、目に見えない「暗黒物質」や正体不明の「暗黒エネルギー」が、物理学者の想像の産物ではなかったことが示されました。

 暗黒物質のさらなる解明によって、近い将来、科学と宗教が密接な関係をもつ時代が来る可能性があります。

 

ホワイトホール・ブラックホール に続く