2019年10月記事一覧(15/18)

如来

 如来という一段高い境地は、公平の原理から成り立っており、仏の子として平等に分かれてきたなかで幾転生をくり返すうちに、大いなる叡智を獲得した者である。  如来とは仏の代理人としての機能を持っており、仏を感じさせる偉大なる …

菩提心

 自分の心の内に、深く強く道を求める気持ち、たとえ厳しくとも、何か崇高なるもののために、力強く生きたいという願い。それが菩提心。  深いところで道を求める、ただならぬ心がある人は、必ずや過去世で、仏弟子だったことがある。 …

観自在菩薩

 観自在菩薩(観世音菩薩)とは、人の名前ではなく、修行が進んで、観自在となった菩薩の境地のことを意味する。  それは、少々の病気や事件、人間関係のできごとにおかまいなく、安定した神通力を発揮することができるようになった梵 …

マズローの欲求5段解説

 人間は皆何らかの形で、自分の存在の意味を考えるものです。 ある人は金持ちか貧乏かで、自分を計るかもしれません。ある人は強いか弱いか、体力で自分を計るかもしれません。  いずれも相対的な他者との比較において自分を推し量る …

利自即利他

 孤高の人となるためだけの修行ならば、今世で地上に肉体を持った意味がないではないか。  「どうすれば他の人びとをよくしていけるか」ということを考えながら、みずからが学びえたことを他の人びとに教えていくことが何よりも大事な …