STAP細胞 ふたたび

 現在、小保方さんがグラビアアイドルのような話題をあびているようだが、ここでは大まじめに STAP細胞について整理していこうと思う。

Stimulus-Triggered Acquisition of Pluripotency cells : 刺激惹起性多能性獲得細胞

 体の細胞を酸などに浸し、いろいろな器官になれる万能細胞に変化したものを「STAP細胞」という。ケガや病気に冒された器官を自分の細胞からつくり直す新しい再生医療技術です。

 万能細胞には ES細胞iPS細胞があります。ES細胞は受精卵からつくるために倫理的な問題があり、ヒトへの応用が難しいとされてきた。iPS細胞は細胞に特定の遺伝子を導入することや特殊な薬品によってつくられる。倫理問題が解決して、実際の治療で使用されている。

 ES細胞iPS細胞と比べて、STAP細胞は「一定の時間、弱酸性の溶液に浸ける」「細いガラス管に繰り返し通す」などの刺激を与えるという、極めてシンプルな方法で作ることができるものです。理化学研究所の小保方晴子・研究ユニットリーダーが、ES細胞やiPS細胞に続く第3の万能細胞とされる「STAP細胞」を作る方法を発見し、2014年初めに「世紀の大発見」と注目を浴びました。実験では、生後1週間のマウスから血液の細胞であるリンパ球をとり、酸性の溶液に約30分間浸したところ、さまざまな組織細胞に分化する万能細胞に変化した。この細胞をマウスの皮膚下に移植すると、神経や筋肉などの細胞に分化したという。他にも、細胞を細いガラス管の中に通して物理的ダメージを加えたり、毒素で細胞膜に穴をあけたりといった、様々な刺激方法を試した。その中でもっとも効率がよかったのが酸性溶液による刺激であった。これは他の万能細胞の作製方法に比べて極めてシンプルです。

 STAP細胞の発見は、そもそも「イモリの細胞が傷つくことで万能細胞化して再生する」ということが着想となっていたと言われております。

 動物の細胞は、受精卵から細胞分裂を繰り返すうちに筋肉や血液など体の各部位ごとに性質の異なる細胞に分かれ、通常、一度各種の細胞に分化すると元に戻ることはない。STAP細胞は、外からの刺激だけで細胞自体がいろいろな器官になれる万能状態に戻った。「一度骨や筋肉などの細胞に分化したら万能細胞には戻れない」というこれまでの「常識」をひっくり返したのです。

 人間の成人の細胞からでも STAP細胞を作ることができれば、「足や尾を切断しても再生するイモリ」のように、失われた人体の一部を再生させる治療につながると期待できる。

 病気や事故などで失った体の一部や臓器などを取り戻す再生医療が大きく進展する可能性があったのです。

 不老不死も夢じゃない

細胞の再生能力が目覚めた

 人体はもともと再生能力を持っている。古代エジプトでは、医師を兼ねていた神官が様々な秘術を行い、けがで失った体の一部を再生していた。

 失った尻尾を再生するトカゲやハサミを再生するカニなども、生物という意味では人間と同じです。人間に再生能力があってもおかしくはない。

 今後の研究の見通しについては、幸福の科学大川隆法総裁が『超・絶対健康法』で人間の再生能力について述べたものがヒントとされる。

 古代エジプトの再生術について「ある時期から、この再生術は行われなくなってしまいました。おそらく、信じない人が多くなったためでしょう」と述べている。再生術には「信じる力」が大きく関わっていたようです。

「古代エジプトの宗教では、『再生術』というものが行われていました。その再生術とは、例えば、『戦などで手や足を失った場合に、そのなくなった手や足を再び生やす』というものです」「しかし、ある時期から、この再生術は行われなくなってしまいました。おそらく、信じない人が多くなったためでしょう」「信仰の力が強くなってくると、驚くような奇跡がいろいろと起きてくるはずです」

 今回の STAP細胞がシンプルな方法で作製できたのは、細胞の再生パワーを目覚めさせたということかもしれない。

 刺激を与えることによってなぜ STAP細胞ができるのかという「しくみ」は分かっていない。また、大人のマウスの細胞では作製効率が大幅に落ちるなど課題もある。

 今後、STAP細胞ができる「しくみ」の解明の過程で、信じる力」と細胞の関係も明らかになる。宗教と科学がまた一歩近づきそうです。

 人間の再生能力を信じることで、再生医療の可能性はもっと広がっていくでしょう。STAP細胞が人間にも応用でき、医療が飛躍的に発展する日が来ることを期待していたのだが ・・・

 論文に使用された画像に不正があったとされ、それまで小保方さんをほめ称えていたマスコミは一斉にバッシングに転じました。小保方さんが所属する理研は、画像について「捏造と改ざん」があったとして不正を認定。

 小保方さんの論文に対する指摘は大きく2点に集約される。1つは、画像に不自然な点があり、論文は不正であるという点。もう1つは、実験を他の研究者が再現できないため、STAP細胞は存在しないのではないかという点です。

 問題を整理していくと、これらの指摘はいずれも的外れであることがわかる。画像データについては、一貫した研究の中で出てきたものを使っているだけで、捏造と言われるのは心外なのです。STAP細胞が実用段階に至らないうちに不本意な使われ方をしないよう、現段階では必要なプロセスをすべて明らかにしてはいなかったのです。

 ほかにも、ES細胞が混入したとか デマに近いものもあった。『ES細胞』と貼られていた容器を借りて実験をしていたようだが、理研側は、小保方さんが STAP細胞の再現実験に成功しなかったために「STAP細胞は ES細胞だった」と結論付けられてしまった。STAP細胞が ES細胞と異なる性質を持っていたことは、幹細胞研究における一流の科学者も確認している。これについては「見間違い」とされ、理研側のはっきりとした説明がされていない。当初、論文の共著者である若山照彦・山梨大学教授らは「STAP細胞が胎盤へと分化した」ことを確認していた。これは ES細胞では起こらないものです。検証実験や小保方氏の処分をめぐる理研の判断は、科学的根拠に欠けるものが目立つ。

 小保方さんは論文のミスをしたのであり、STAP細胞の存在を捏造したわけではない。論文におけるミスと研究の真実性は分けて考えるべきであり、STAP細胞の研究そのものを否定すべきではなかったのですが。

 理研、マスコミ、研究者らが一斉に小保方さんを追い詰める様は、中世のキリスト教で教会の常識と異なる主張をした人々を裁いた「異端審問」さながらであった。小保方さんの守護霊であるガリレオ・ガリレイのときを彷彿させる。

 小保方さんは、手記『あの日』の中で、自身が担当していた「細胞がどんな器官にもなれる万能細胞に戻る」という「STAP現象」は、小保方さんや別の研究者の検証実験でも確認されていたと告白した。それではなぜ「再現できなかった」と発表されたのでしょうか。理研が設定した検証実験には、「成功」とする基準に「キメラマウスの作製」まで含まれていたからです。キメラマウスの作製は、論文の共著者の若山教授が担当していた。このマウスの作製には高度な技術が必要で、若山教授抜きでは作製できないとまで言われていた。しかし、若山教授は実験への参加を拒否しました。生命科学では、キメラマウスの作製が万能細胞であることの最も厳密な証明方法とされている。それならば、なおさら若山教授は検証実験に参加すべきだったのですが。「『STAP現象が再現できなかった』のではなく、『目視で判定できるようなキメラマウスができなかった』」と、小保方さんも『あの日』に記している。

 酸を加えると細胞が万能性を示す「STAP現象」は再現されていたにもかかわらず、理研の発表を受け、多くのマスコミは「STAP研究そのものが捏造だった」かのように報じた。事実を冷静に分析して、小保方さんの研究を温かい目で見守るべきでした。

 小保方さんの守護霊は、研究スタンスについて「アメリカは建設的だが、日本は否定的に考える傾向がある」と述べ、研究の手柄を上司が持っていくのは日常茶飯事であることなど、日本の科学研究の悪しき体質を嘆いた。

 

生命の誕生と進化に関わる「神の領域」

 現代の科学には解明されていない2つの大きな謎がある。それは、「宇宙の創成」と「生命の創造」という第一原因(根本原因)です。宇宙の始まりはビッグバンだと言われているが、それを再現したり見てきた科学者はおらず、地球が誕生してから現在までの間に、どのように一番最初の生命が誕生したのかを解明した科学者もいない。

 小保方さんの守護霊は、STAP細胞の作成方法がシンプルすぎることから、その存在を疑われていることに対して、「シンプルだということは真理だということ」と反論。

 神による生命創造も、現在の生存・進化もシンプルなメカニズムで行われていると述べられました。

 神様が生命をつくられた時に、複雑な工程を経たわけではないとして、小保方さんの守護霊は、「初期の細胞形成は、意外に簡単なシステムで行われた」と研究の秘密の一端を明かしました。

「STAP細胞はノーベル賞を受賞した山中伸弥教授が発見した iPS細胞の意義をなくしてしまうほどの発見であり「神の生命創造の領域に入っている」と語った。

 小保方さんの守護霊は、STAP細胞の研究は生命の誕生と進化に関わる「神の領域」に迫っていたものだったことを明かし、「この第一原因論のなかで、『生命の分野に関しての第一原因論を探究したかった』というのが、率直な気持ちです」と、研究の動機を語られておりました。

 小保方さんの研究は iPS細胞とはなどとは違う次元であり、科学の世界にパラダイムシフトを起こす可能性があるもの。これまでの近代科学における「目に見えるものだけで研究する」「今あるものだけで研究する」というところから、「目に見えないものとの関わりのなかで科学を研究する」という方向に道が拓かれようとしたものだったのです。ですから、魔女 のように見られたのでしょう。信じる力とか、あの世や霊界との関わりとかを研究させたくないという圧力があったのではないかと勘繰ってしまいます。

 

STAP細胞研究の断念は国家的損失

 研究者同士の嫉妬やマスコミのバッシングが横行する研究環境では、小保方さんのような「国の宝」ともいうべき優秀な研究者を失ってしまう。これによって、夢の万能細胞の研究成果が海外流出するようなことがあれば、その国家的損失は計り知れない。

 ミスを不正とされ、簡単に研究者生命を奪われるような状況では、日本の研究者はミスを恐れ、新しい発見を発表することができなくなる。そうすれば、国の宝である優秀な研究者の多くが、海外に逃げてしまう。日本の科学や産業の衰退を招きかねない。

海外の研究チームが「STAP現象」の再現に成功

STAP研究がつぶされた本当の理由

 大川隆法総裁は、再度小保方氏の守護霊を呼んで真相に迫った。質問者から過去世について訊かれると、重力や天体の研究を行ったイタリアの著名な科学者であると示唆した。

 ガリレオは17世紀、「地球が太陽の周りを回っている」という地動説を唱えた天文学者。当時、「常識」だった「太陽が地球の周りを回っている」とする天動説の立場のカトリック教会は、ガリレオを「異端」とし、「自説を捨てなければ、拷問を加える」と脅し、ガリレオは地動説を捨てる宣誓をさせられた。その際に、「それでも地球は回っている」とつぶやいた話は有名です。

 ほかにも、医学や遺伝学の祖といわれるような人物が霊的に研究を支援していることも明らかになった。

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