地震と断層

 通説では、海のプレートが陸のプレートの下に潜り込むとき、陸のプレートに引きずられて歪みが生じる。歪みが一定の大きさに達すると、陸のプレートは強く跳ねて元に戻ろうとする。歪みを開放するように、そこの断層が動いて地震を引き起こすと言う。

 歪がある限界を超えると、地殻は断層面に沿って破壊し、断層面の両側の地核は、歪を解消する方向にズレ動くわけです。

 歪みの力を受けた地下で岩盤が割れることが、地震の最初のきっかけとなるため、これを「震源」と呼んでいる。岩盤が割れて地層がずれた箇所が断層であり、一度割れて弱くなっているため、新たな力を受けると、次もそこから割れ始めることが多い。こうして繰り返し震源となってきた断層が「活断層」であるとされている。

 しかし、岩盤はガラスと同じように微小の歪で破壊しますから、地震を発生させるような「歪を蓄積する」などということはありえません。

 ただ、一度割れて弱くなっているため、新たな力を受けると次もそこから割れ始めることが多いのでしょう。

 太平洋プレートの内部で起こる地震は、上下の2層構造になっている。上面と下面では地震のメカニズムも異なる。上面側では断層面に圧縮力が働く「逆断層型」、下面では断層面が引き離されように力が働く「正断層型」の地震が起こるという。

 断層という爆発の傷痕ができるのは、固体である地殻の内部で起きる地震の場合だけです。深部ではマントルは熔融していますから、正断層というような傷痕ができることはありません。

 地下の超臨界水が解離すると、圧力が増大して、岩盤に応力が発生します。その時、岩盤に細かなマイクロクラックが発生し、地電流が流れます。この状態を超えると、岩盤は破壊されて解離反応が進みます。そして、水素と酸素に分解した混合ガスの結合反応が起こって、水素の燃焼爆発が起こります。この時には、ガスの体積が減少することによって減圧が起こります。初動の押し現象と引き現象が起こり、その境目に破れるような形で断層が発生するのです。

 大きな震動によって地盤の耐久力がなくなり、地球内部方向への鉛直方向と、平面的な広がりの両方向に自由端になってしまった地盤の傷痕が断層であるわけです。

 爆発によって円錐状の押し領域が形成され、それ以外は引き領域になる。押し円錐と地表面が交差するところに さまざまな形式の断層が出現します。

地震は爆発現象であって、爆発の結果断層ができる

断層は地震の傷跡であり、地震の原因ではない

小さな爆発では断層は発生しない

 巨大地震が起きると、地皮が破れて断層が発生しますが、断層が動いて地震が起きるのではありません。「断層が急激に動くことが地震である」と言うが、洗脳されています。断層は大きな地震の結果として現れるもので、断層が動くことが地震であるという地震理論に間違いがあります。原因と結果の因果関係が逆転しています。

 1995年の阪神大震災のような直下型地震は活断層が起こすとされるが、実際には活断層がない場所で起きるケースが多い。2000年の鳥取県西部地震、2004年の新潟県中越地震、2007年の能登半島地震、新潟県中越沖地震、2008年の岩手・宮城内陸地震も、活断層のない場所で起きた。関東地方は、岩盤の上に柔らかい堆積層が4キロほどの厚さで乗っていて、立川など一部を除き基本的に活断層がない地域。そこで何度も直下型地震は発生してきた。

 断層は、マグマの爆発的な貫入現象を伴う水素ガスの爆発現象によって生じる傷痕です。断層は大きな地震の結果として現れるのです。その爆発が大規模であれば、地皮が破れて傷が出来ます。これが断層なのです。小さな規模の地震(爆発)で発生することはありません。

 断層が地震の後に発生したと言う報告があります。地震後にズルズルとすべるように段差が出来たということです。地震が起きる前の調査では断層が見つからなかったのに、地震後に発見されたというニュースになって報道されますが、元々存在しなかったから「発見」出来なかったに過ぎません。

 断層付近で建物被害が大きくなるかどうかは、断層という傷痕が再び地表面上で自由端になるかどうかで決まります。傷痕が癒えてしっかり固着していれば、傷口が開いて自由端になることはないわけですから、傷痕の上に家を建てたからといって、それだけで危険度が高いということはありえません。

 幸福の科学大川隆法総裁は、『「日本の誇りを取り戻す」 国師・大川隆法 街頭演説集 2012』で以下のように説かれました。

「さらに、付け加えますけれども、今、地層学者や地震学者みたいな者が、あちこちの原発の下に潜り込んで、「ここは活断層が四十万年前に動いた」とか、「二十万年前に動いた」とか、「五万年前に動いた」とか言って、「即時停止すべきだ」などと言っておるけれども、バカです!
 みなさん、「昔、断層ができた」ということは、「これから動く」ということではないのです。
 断層というものは、どこにでもできるんですよ!
 ここにだって、できるんですよ!
 どこにでも新しい所に断層はできるんですよ。
 大地が引っ張られたら、そこに断層はできるのです。いくらでも新しい断層ができるのです。こんなものを四十万年前まで調べたって、人一人救えませんよ!
 バカなことをするんじゃない。
 なぜ分からない。」
(30~31ページ)

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